国交省が道路めぐる議員要望554件報告も「全体像示されず」と批判噴出…やはり記録作成の義務化が急務
辞任した簗和生前農相が、地元自治体の道路予算を「大幅にカットした」と恫喝発言してクローズアップされた、予算をめぐる政治家の“圧力”問題。国交省は簗氏の一件について「問い合わせはあったが、圧力はなかった」「予算配分は総合的に勘案した」と繰り返したが、メモも記録もないため検証できず、いまだ疑念は残る。
そんな中、22日参院国交委員会の理事会で、国交省が国会議員からの道路事業の問い合わせについて報告した。それによれば、昨年10月から今年9月末までの1年間に、与野党の議員事務所から道路事業に関して依頼された要望は554件だったという。ただし、これは国会と省庁の連絡調整に関する仕事を行っている「国会連絡室」を経由した要望に限ったもので、簗氏のように、官房長を呼びつけるなど、直接、幹部や担当者に要望したものは含まれていない。
そのため、この件について報告を求めた同委員会理事の立憲民主党・蓮舫参院議員は、「国会連絡室を通さない要望は含まれず、全体像は示されていない」と批判。理事会に出席した国交省の道路局長は、要望とは別の議員からの問い合わせ状況について、「記録を残していないので何件かは答えられないが、予算配分額については私の肌感覚で月に数回程度だ」と説明したという。
ここでもまた「記録がない」の言い訳である。


















