墨田ユキ ブレーク前に出演していたAV流出騒動
もっとも、AVといっても脱ぐシーンはごく自然なストーリー構成。演技指導もカラミ以外に重点が置かれるライトなもので本番もなかった。墨田は撮影後も「いい経験をさせてもらった」と後ろ暗いことは感じなかったという。
その後、ビデオの仕事から離れ、レースクイーンやモデルの仕事を経て本格派女優へと転身した。当初は「こんなことで記事になっちゃってもいいのかしら」と、それほど気にはしていなかった。
しかし、出演したAVのうち1本がボカシのない裏ビデオとして流出してしまった。しかも、ドラマ部分を一切カットし短いカラミシーンを何度もつなぎ合わせて再編集したもの。ダビングが繰り返されたことで画質も劣悪だった。過去の報道には寛容だった墨田も、裏流出には激怒した。
「カラミの部分だけを強調する必要はない」「私の知らないところで勝手にそういうものがつくられているということがショック」と心境を語った。「AVも芸能の中の一ジャンル」と語る墨田。事件を受けて「AVと芸能界の間には、ますます大きな壁ができちゃっている。AV界にはたくさんメジャー志向の人がいるはずなのに、こういう壁があると映画界には進出しにくいんじゃないかしら」と怒りをあらわにした。