本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

ケンカの極意は「1回殴り始めたら死ぬ寸前までやること」

公開日: 更新日:

「歌舞伎町の不良連中がケンカの仕方っていうのを教えてくれたのね。素手のとき、どうやって戦うのか? ケンカの強かった水商売の男が、“人間、一番弱いとこ教えてやるよ。耳と鼻だよ。耳つかんで引っ張りまわしてみな。すっ飛んでいくから”って。“あと鼻の穴に指突っこんで引っ張りまわしてみなよ。吹っ飛ぶから”って。それに加えて、“1回殴り始めたら、死ぬ寸前までやれ”って言われた。“途中でやめるな”って。なんでかというと、“途中でやめると絶対仕返ししてくるから”って。あとはケンカの後の要注意点というのがあって、ケンカして相手に顔を覚えられて、仕返しされそうになるケースがあるから、“一度ケンカした相手の顔をよく覚えとけ”って。よく街で遭遇しちゃうんですよ。必ず遊ぶ場所が一緒だから。やり返すなら、いつもの遊び場に行けばかち合う機会があるから、そこでとっつかまえてやっつければいい。ケンカの仕方教えてくれたのは、ああ、朝鮮高校のやつだった」

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