高輪「つばめグリル」冷製オードブルとハーフアンドハーフでアフタヌーンビアはシニア世代の特権

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 大開発で駅前が変わった高輪ゲートウェイと大井町。その2駅にはさまれた品川。アタシにとって品川駅前は昭和の街角という印象が強い。

 巨大な墓標のようなビル群が並ぶ港南側のインターシティーに比べ高輪側はあまり変わっていない。そのランドマーク的な存在が今回ご紹介する「つばめグリル品川駅前店」だ。

 アタシが小学生の頃、札幌オリンピックのジャネット・リン効果でスケートが大ブームになった。当時、つばめグリルの横に品川スケートセンターがあり、同級生たちと芋を洗うようなリンクで、滑るというより歩いていた。当時は店の前を通るだけだったが、あの古風でしゃれた建物が印象に残っている。

 大人になりビールの味がわかり始めると、うまいビールを目当てにつばめグリルに通うようになる。が、後の平成鉄人シェフブームの頃は、こじゃれた店ばかりに通う生意気盛りで、しばらく足が遠のいていた。

 つばめグリルの創業は昭和5年。最近あらためてその歴史の底力を感じている。つばめグリル品川駅前店は開店の午前11時から午後10時の閉店まで休憩なしで営業している稀有なレストランだ。

 ところで、還暦世代の特権は時間に縛られないこと。だから現役世代が働いている時間に酒が飲める。世間が忙しくしている昼下がり、アタシは五反田から今ではきれいに整備された旧ソニー方面を歩き、旧岩崎別邸の開東閣の裏の道を散歩する。この辺は坂が多いのでいい運動になる。静かな住宅街から品川駅前に抜ける頃には喉も渇き小腹も減ってくる。午後3時を少し過ぎ、おやつにはいい時間だ。では、特権を生かしてつばめグリルでアフタヌーンビアとしゃれこもう。

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