(3)治療の第一選択は「ホルモン補充療法(HRT)」

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 更年期には女性ホルモン・エストロゲンの分泌が乱高下しながら低下していきます。治療の第一選択はホルモン補充療法(HRT)ですが、前々回でも触れたように、日本では欧米と比べなかなか普及しません。背景には、医療制度や理解不足など複数の要因があります。

 6月5日に行われた参院予算委員会のHRT治療に関する質疑応答では、普及が進まない理由の一端が垣間見られました。この日の予算委員会で質問に立った立憲民主党の塩村文夏議員は、HRTが普及しない理由の一つに診療報酬の問題があることを指摘しました。

「医療現場では更年期診療には時間がかかり管理料の設定が不可欠といわれているが、それがされていない。高市首相の更年期政策を実効性あるものにするには設定を前向きに考えてほしい」というものでした。

 それに対して上野厚労大臣は「学会から管理料新設の要望があり、令和8年度の診療報酬改定に向けて検討したが、現段階では医学的有用性(エビデンス)が十分に示されていないとして見送られた」と答弁。

 高市首相は「自分もHRT治療を受けている。有効だと承知している」と発言し、管理料が見送られたことで「ちょっぴりがっかりした」と残念がりました。

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