著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<13>女性とHをするためだけに金持ちになったと公言「ホステスさんは私の財布が目当て」

公開日: 更新日:

 約束は午後1時だったが、午前11時に連絡が来て「今すぐ来ないなら会わない」と言う。野崎幸助さんの朝令暮改は日常的なことで、言ったことをすぐ変えることも珍しくない“困ったちゃん”であった。

 大急ぎでナビに従って自宅に向かうと、純日本風の瓦ぶきの変哲もない2階建ての一軒家に着いた。豪邸でもないし敷地も広くない。塀も半分朽ちかけたような、金持ちとは無縁に感じる自宅だった。

 家の前にはトヨタの白いアリオンが止められており、すでにドン・ファンが1人で運転席に座っていた。

「後を付いてきてください」

 どこに行くとも言わなかった。片側2車線のバイパスを白浜方向に向かい、到着したのはディズニーランドのシンデレラ城のようなバブリーなホテル「川久」。バブル時代後に倒産したが、その後は札幌の会社が運営していた。

 ここにも「アプリコ」は酒を入れていたし、お気に入りのホテルらしく、フロントの従業員たちはドン・ファンを見てペコペコと頭を下げていた。

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