ジャニーズに突き付けられた創業者の性加害という“負の遺産”…問われるメディアの存在意義

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 華々しい芸能界での活躍を夢見て、事務所の門を叩いた少年が、そこの社長から性的虐待を強いられる。拒否すれば、夢への道は絶たれる。退所して別の事務所を探そうにも、ジャニーズ事務所への忖度でまず採用されないし、デビューできたとしても、TVには出演できない。“辞めジャニ”はどんなに売れっ子でも干されるとの不文律がまかり通っていたからだ。そんな状況下でオカモト氏は15歳の時から2016年に退所するまでの4年間に15~20回、被害に遭ったとし、Jr.のほぼ全員が同じ仕打ちを受けていたと思うと証言した。ジャニー氏の性加害は2004年に裁判で事実認定されて以降も続いていたわけだ。

■ジャニーズとメディアには「報じない」という暗黙の了解が

「メディア、とりわけジャニーズ担当記者のいるスポーツ紙などは、このことを知っていた。それでも、知っていても書かない、報じないという暗黙の了解をジャニーズと結んでいますから。もし書いたり、報じたりすれば、ジャニーズから会社ごと取材の場などから外されることを恐れているのです。出版社もカレンダー利権で縛られています。そのため、被害を名乗り出ても、メディアは無視すると未成年だったオカモト氏でも知っていた。メディアとして機能していないどころか、同罪ですよ」とジャニーズ担当であった元スポーツ紙記者は言う。

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