ジャニーズに突き付けられた創業者の性加害という“負の遺産”…問われるメディアの存在意義

公開日: 更新日:

 そうした支配の構造で芸能界、芸能マスコミを封殺してきたからか、ほとんどの海外メディアからの取材にもジャニーズ事務所は応じず、ようやく共同通信などに出したコメントは以下。

《弊社としましては、2019年の前代表の死去に伴う経営陣の変更を踏まえ、時代や新しい環境に即した、社会から信頼いただける透明性の高い組織体制および制度整備を重要課題と位置づけてまいりました。本年1月に発表させていただいておりますが、経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底、偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを、引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です》

 これはHPに記載のある文面とほぼ同じ内容を繰り返しただけ。しかも性加害については一切触れていない。これだけで、長年にわたる創業者の犯罪的行為への対応を終わらせようとしているのだ。

NHKが1日遅れながら夕方4時のニュースで詳報

 しかし、今回のオカモト氏の告発で潮目は確実に変わりつつある。13日にはNHKが夕方4時のニュースでオカモト氏が開いた会見の内容について1日遅れながらも詳報したからだ。

 芸能界では帝国とまで形容されるジャニーズ事務所。創業者が残した“負の遺産”をどう清算するのか。報じるメディアの存在意義も問われている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  2. 2

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  3. 3

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  4. 4

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  5. 5

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  1. 6

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  2. 7

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  3. 8

    トランプ米国にすり寄る高市首相の寿命を“値踏み”…自民党内で加速する派閥再興へのシタタカな計算

  4. 9

    小沢一郎氏に聞いた(前編)衆院選での中道惨敗、自身まさかの落選と今後

  5. 10

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学