五木寛之 流されゆく日々

1932年福岡県生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。66年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞。76年「青春の門 筑豊篇」ほかで吉川英治文学賞を受賞。2002年には菊池寛賞、10年NHK放送文化賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞。本紙連載「流されゆく日々」は16年9月5日に連載10000回を迎え、ギネス記録を更新中。小説以外にも幅広い批評活動を続ける。代表作に「風に吹かれて」「戒厳令の夜」「風の王国」「大河の一滴」「TARIKI」「親鸞」(三部作)など。最新作に「新 青春の門 第九部 漂流篇」などがある。

連載10040回 昭和ヒトケタ派の残影 <4>

公開日: 更新日:

(前回のつづき)
 しかし、昭和ヒトケタといっても、実は百人百様である。同じ時代を共有していながら、驚くほどその周囲の状況は異るのだ。
 私より1、2歳年上のある現代史家は、戦時中、父親から「この戦争は敗ける」と、いつも聞かされていたという。

この記事は会員限定です。日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    交際報道めぐり発覚「平祐奈vs橋本環奈」熾烈な争いと因縁

  2. 2

    黒川氏辞任は身内の司法取引 東京高検“ルール”なら3アウト

  3. 3

    同志社女子大・影山貴彦氏 エンタメは不要不急でも不可欠

  4. 4

    安倍首相が承認に前のめり “アベ友薬”アビガンに黄信号

  5. 5

    親から勘当状態…近江アナ“15歳差婚”で生じたわだかまり

  6. 6

    軍国主義に協力した「NHK朝ドラ」モデル 自発的隷従の怖さ

  7. 7

    守護神辞任で…官邸が次の検察トップに据えたい“ミニ黒川”

  8. 8

    見限られた日本のカジノ構想 世界一の業者が豹変した背景

  9. 9

    名物司会者の大木凡人さんは今 大動脈解離で九死に一生

  10. 10

    木村花さん死去の悲劇…視聴者はフィクションへの認識欠如

もっと見る