親と同居などの条件減も…「農家に嫁入り」なぜ嫌われる?
人口減少が進む日本。特に少子高齢化が著しい農村部では、多くの自治体が「消滅可能性都市」に数えられている。今、これを食い止めるべく、多くの農村が「嫁不足の解決」に取り組み中だ。
結婚相談所など婚活を支援する企業でも、農村と都市部の男女のマッチングを後押しする動きが出てきている。たとえば、2016年には農業専門の婚活サイト「Raitai」が登場。代表の岩立友紀子さんは、「田舎暮らしや農業に興味を持っている都会の女性は少なくない」と言う。しかし、結婚にたどり着くには、さまざまな壁がある。
「自治体の婚活支援は、2~3時間のパーティー開催がほとんど。短時間では相手の良さがよくわからず、顔やプロフィルのみで判断することになり、結局、『いい人がいなかった』ということになりかねません。都会と比べて女性の扱いに慣れていない男性が多く、第一印象だけで決めるには無理があるんです」(岩立さん)