レンタルなんもしない人 森本祥司さん<1>流されて会社員に
「説明会のあとに、そのまま1次試験がありました。ありがたいことにエントリーシートは郵送するのではなく、手渡しでした。なんもしたくない僕にとって、宛名書きをしたりポストに入れたりする面倒な手続きがなかったのは好都合でしたね」
今でも宛名書きをして請求書を郵送するくらいなら、電車に乗って直接届けに行く方が楽だという。
「1次は一般常識や一般処理能力を試すような試験でしたが、ゲーム感覚でできるものなので得意でした。2次試験以降は面接だったので、ハードルが高かったです。ネット大喜利が得意だったので、面接ではそのコアな趣味をアピールしてみました。物理学で地震の研究をしていたこともアピールしてみたので、きっと真面目な人だと思ってくれたのだと思います」
今は特技(?)で仕事を得るようになったが、サラリーマン時代はそううまくはいかなかった。