木下優樹菜も…? ウザい上司系の年上夫は妻に捨てられる
「アンタに言われなくても〈全部自分で判断してできるわ!〉って思うんですよね。夫は細かいことばっかり気になるくせに、親戚や近所付き合いとか家事とか、肝心なことはナ~ンもやってくれない。〈こいつ、仕事できねえだろうな〉とも思うようになり……次第に夫が小さいヤツに見えてきて、私から離婚を切り出しました」とA子さん。
フジモンのように年の差カップルとまではいかなくても、そもそも日本では男性が年上の夫婦が多い。
「女性は出会った頃より成長する。それに気づかないと、熟年離婚の危機もあります」と指摘する公認心理士の潮英子さんが、こう続ける。
「仕事一辺倒の男性と異なり、女性は仕事以外にも子育てや地域間でのいろんなやり取りもあり、経験をどんどん積んでいく。ところが、男性は、出会った頃のままの上から目線。妻にとって、かつては“頼れる上司”だったのが、現在は“ウザい上司”に変わっていることに気づいていない。カウンセリングをしていると、離婚には至らなかったものの、妻と子どもに結託され、家庭で居場所を失ってしまった夫は、珍しくありません。“濡れ落ち葉”って今も多いんだな、とよく思います」
熟年離婚を回避するには、今さら妻の“かわいい部下”になるのは無理でも、せめて“親しい同僚”レベルを目指すしかない。頼れるものは妻に頼り、妻の愚痴には付き合い、してもらったことには「ありがとう」と礼を言う。寂しい老後が嫌なら、生まれ変わるべし。