無人の町で視界に突然現れた圧巻の桜…帰る人を待って10年

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今も桜並木を分断する現在の帰還困難区域のゲート(写真)藤原亮司

 2011年から福島原発事故を取材しているジャーナリスト藤原亮司は、取材の通りすがら、たまたま通りがかった福島県で延々と続く富岡町夜ノ森地区の満開の桜並木の下をくぐる。圧巻の景色だった。

 以後、開花時期には欠かさず通い続ける。10年間の観測してきたが、筆者は今年はこれまで… 

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