長嶋一茂も狙われる?「不謹慎だ!」と噛みついてくる“正論警察”といかに戦うか
6月3日に亡くなった巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(享年89)の長男、長嶋一茂(59)が6日放送の朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に生出演し、亡き父について「すごく幸せだったと思う」などと語った。
「終始神妙な面持ちで、『不謹慎かもしれないけど』などと、相当言葉も選んでいましたよね。まあ、一茂さんも喪が明ける1年ぐらいは天然キャラを封印せざるを得ないでしょう。妙な発言をしたら〈不謹慎だ!〉と炎上しかねない。ただ歯に衣着せぬ物言いが売りなのにできないとなれば、人気に影響が出るかもしれません」(キー局ディレクター)
確かにそうか。SNSにはさまざまな“警察”が潜んでいる。新型コロナ禍では“自粛警察”が跳梁したし、芸能人の失言を今か今かと待ち構えている“正論警察”も跋扈している。
「有名人のうっかり発言に〈不謹慎だ!〉と噛みつく正論警察は、2011年の東日本大震災以降に勢いを増した印象があります」と、ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう続ける。
「自分のストレス発散のために、気に食わない有名人を〈いつか叩いてやろう〉と手ぐすね引いている連中は大昔からいましたが、〈震災〉といった“錦の御旗”さえ掲げれば、単なる難癖でも自分には非がないように見えるというやり口を学習したんです。〈コロナ〉もしかり。〈コロナの非常時に〉と正論をかざされると、反論しにくい。正論警察はますます勢いを増した感じですね」