コロナと五輪の夏休み 子供への出費がかさむ
「今年の夏休みはコロナも怖いし、子供への支出も増えそうで怖い」と失望しているのは、小学6年生の子供がいる本間公子さん(47歳・仮名)。
夏休みは、子供の学校があるときに比べ数倍お金がかかるのに、オリンピックでさらに出費がかさむのでは……と不安がっています。
本間さんの会社ではオリンピック中に有給休暇を取得する人も多いようですが、全員がその期間に取得できません。通勤に使う電車内の混雑や、職場での新型コロナ感染の懸念もあります。その間、家にいる子供は一人で何をしているか心配だそうです。
コロナ禍で友達を家に入れて遊ぶのもタブーです。
「学校の学童保育は休みですし、学校閉鎖で勉強が進んでいない分、中学受験をするとなると、塾に頼らざるを得ません。民間の学童型塾に預けると1カ月で10万円ほど。それ以外の塾に20万円以上。合計30万円もします」と本間さん。
確かに首都圏にある教室では、日能研やSAPIXの夏季講習は18日間から24日間+テスト日で、午後2時前後から夕方まで4科目で20万円前後です。