「ねえ、あなた。2人で住み込みの管理員をしましょうか」と妻が言い出した
それまで存在していた写植はフォントに取って代わり、版下屋さんは高額な写植機のローンを抱えたまま廃業せざるを得なくなった。色校正屋さんも刷版屋さんもアルミ版を作る必要もなくなり、これまた廃業を余儀なくされた。印刷・出版関連の製品作成プロセスはパソコンの登場とバブル崩壊のダブルパンチで様変わりしたのである。
■貯金が底をついた!
月々の売り上げをなくしてしまったわたしは、学習塾で英語講師のバイトをすることにしたが、とてもそんなことでは生活費の足しになるわけでもない。昼の時間はせっせと履歴書を書いてはこれはと思うところへ書き送ったし、ハローワークからの紹介状をもらって就職活動もした。ときにその時の年齢は58歳。なかには、「ウチの定年は60歳です。そんな年で入社して、ウチの会社にどれだけ貢献できると思いますか」などと皮肉交じりの質問を返されもした。
相手にしてみれば、自社ですら立ち行かない経営をする人間が同じ業界の他社に来て、いったいどんな活躍ができるというのか、ということだったのだろう。考えてみれば、まさにその通りで、穴があれば入りたいと赤面の思いがしたのは言うまでもない。
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