著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

慶応幼稚舎「芸能人の子供が続々合格」の理由 入試の絵画問題は“うまさ”より「独創性」

公開日: 更新日:

「急激な変化に反発したOB・OGも少なくなく、金子さんを舎長からおろせとの声が出た。結局、2002年9月に退任してしまうのですが、20年たった今も『金子改革』はそのまま生き続けている」(幼稚舎関係者)

 公平さを追求した結果、今回、大物芸能人の子ども3人が合格したというわけだが、いくら縁故枠がなくなったからといっても、この最難関の小学校に入るのはそう簡単な話ではない。

「幼稚舎の入試にペーパーテストはなく、特に重視されるのが絵画問題。うまく描けるかどうかではなく、オリジナリティが問われます。合格したお子さんたちはお父さんのアーティストとしての部分を見て育っていると思うので、それがプラスに働いたのでしょう」(幼児教室経営者)

 ともかくも、合格した子どもたちにはおめでとうと言いたい。

(『慶應幼稚舎の秘密』の著者、ジャーナリスト・田中幾太郎)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった