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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

究極の資産運用方法? 脳や人体を冷凍保存すれば、1万円の預金が1000年後には7京円!

公開日: 更新日:

■年3%の運用

 もし、成功したら、これはデカイぞ。今のうち1万円を預金しておいて、年3%の運用。1000年で、なんと7京円にもなる! もちろん物価も上がっているだろうけど、差し引いたって、かなり儲かるはず。究極の資産運用方法だ。試してみるか!

 と、そんな妄想にふけっていたら、カミさんから次なる指令が下された。

「同じ蛍光灯、買ってきて。そしてハメといてね」

 言葉は優しいが、これは最上級の命令である。同時に再び命の危険にさらされることになる。

 そもそも蛍光灯なんていうのは、チカチカしているもの。人間はそれを認識できないでいる。毎秒60回以上は、ず~っとついているように感じるのだ。チョー鈍感ということ。だから、「多少のチラつきは許せ。俺の命の方が大事だ」と主張したっていい。だが、そんな言い訳が通用するわけもなく、再び椅子の上に登ることになる。

「あっ、サイズが違った……」

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