カイロ大元幹部が声高に訴えた小池知事擁護論 「学歴詐称」刑事告発会見に“援軍”で乱入

公開日: 更新日:

追試のトップだから「首席」と勘違い?

 カイロ大卒後は大阪大に留学。その後も幕末・維新期の思想史が専門の「日本通」として何度も日本を訪れ、小池知事とは旧知の仲だ。

 22年11月、小池知事がエジプト出張の際、学長を務めていた「エジプト日本科学技術大」で会談したという。今年3月下旬に来日し、8月には帰国する予定である。

「彼女の大臣就任以降、日本メディアから何度もカイロ大に卒業の問い合わせがあった。副学部長時代に私は『OB係』の古い資料を調べ、修得科目も細かくみた。学業実態のある卒業だと確信している。追試を受けた学生に限れば彼女の成績はトップ。だから『首席』と勘違いしたのだろう」

 ハムザ氏の説明を伝えると、小島氏は「後づけにも聞こえるし、彼は彼女の卒業した場に居合わせたわけでもない。やはり小池さん自らが説明すべきです」と答えた。

「誰に頼まれたわけでもなく、自分の意思で来た」とはハムザ氏の弁だ。小池知事が学歴詐称問題で窮地に立つたび、エジプトから救いの手が伸びるのは偶然なのか。 

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも