総裁選の争点に浮上 自民党と旧統一教会の怪しい関係…朝日新聞スクープで掘り起こされる

公開日: 更新日:

 裏金事件も旧統一教会の問題も、自民党内ではまるでなかったかの如く解決したような空気が漂っているが、根本的には全く解決されていないわけだ。

 SNS上では《いつまで旧統一教会問題を報じるのか》《宗教団体が政党本部にきて面会した。それが何か?》などとスルーする投稿もみられるが、政教分離の原則に反するのはもちろん、霊感商法などで社会問題となった団体と政権与党が組織ぐるみで密接な関係にあったとは言語道断ではないか。

 当時の首相動静欄には萩生田、岸の両氏との面談記録はあったものの、教団関係者の名前はなかったというから、安倍氏も面談相手が「表に出せない人物」と認識していたのだろう。つまり、自民党と旧統一教会の関係が「適切ではない」と自覚していた証左ではないか。

 ちなみに面談時に幹事長を務めていたのが総裁選に出馬している石破茂氏(67)だ。総裁選の新たな争点として、茂木、石破両氏はもちろん、他候補も組織ぐるみの旧統一教会との関係についてどう考えているのかが問われている。


  ◇  ◇  ◇

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か