30代半ばの店長が面接官…ネットカフェの深夜勤務に絡んでくる酔っ払いもいると教えられ

公開日: 更新日:

「では質問です。これまでのビジネス経験で一番つらかったのは何でしたか?」

 突然、聞かれて言葉に詰まった。こうした問いかけへの答えを用意していなかったからだ。想定外の質問を受け、とっさに思いついたのがブティック警備員のバイトだ。

「有名ブランド店の警備員です。立ちっぱなしなのでつらかった。まるでナチの拷問でした」

 木島氏のやや期待外れという表情を見て「しまった」と思った。彼は私が定年退職まで続けていた営業職での経験談を求めていたのだ。

「では逆にうれしかったことは何ですか?」

 これも想定外のため、「お客さんに喜んでもらったことです」と具体性のない回答をしてしまった。そのせいか木島氏の顔色は冴えない。

 これでは不合格だろう。ならばと思い「どんな人材を求めてるんですか?」と聞いてみたら、「採用条件を明かしてしまうので、お答えできません。弊社の方針で企業秘密です」。


 こんなふうに拒絶されると私は燃える。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」