タイミー 小川嶺代表(1)新しい働き方「スポットワーク」のトップランナー

公開日: 更新日:

 タイミーは、「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスポットワークサービスを展開するベンチャーだ。

 1日、または数時間という単発の仕事であるため、ワーカーにとってはスキマ時間を有効に使え、事業者にとっては人手が必要なときだけ働いてもらえるという融通性が支持されている。

 小川(27)には、大学2年生のときにアパレル系事業で起業したが、うまくいかなかったという苦い経験がある。

 事業資金の一部を両親に借りていたため、返済のためにファストフードやカフェ、倉庫などで掛け持ちのアルバイトに明け暮れた。

 そんな中、老夫婦が経営するコンビニにも1日だけ働きに行ったことがある。その店はどう見ても、人手が足りていなかった。

「もし、僕がいなかったら、どうやってお店を回すつもりだったんですか」と、小川はオーナーに何げなく聞いてみた。

「小川君が来なかったら、自分で18時間働いてお店を回すだけだよ。だから、本当に助かった。ありがとう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する