「レジ打ち経験ナシ」で不採用に…スーパーで求められるのは体の切れが良く頭脳明晰な人

公開日: 更新日:

「平気です」と答えたが、彼の表情は半信半疑だ。

 この店は会社帰りの男女が来店する午後6時からが混雑タイム。その間、ひたすら商品を運ぶ。重い物は1袋10キロの米と2リットルのペットボトル6本入りの箱で、不用意に持ち上げるとぎっくり腰になるという。

「品出しのほかレジもやってもらいたいのですが、レジ打ちの経験はありますか?」

「経験ありません」と答えると綿貫氏は、「若いころからレジに慣れてないとですねぇ。すぐに覚えるのは大変ですしねぇ……」と顔を曇らせた。

 体のキレが良く、レジ打ちを1日で覚えられる頭脳明晰な人を求めているわけだ。

「同じ時間で10の仕事ができる人と20の仕事ができる人だったら、やはり20の人がいいですからね。レジがダメな人は清掃に回ってもらうこともありますが……」

 綿貫氏はやんわりと「不採用」を暗示。最後は「これ、お返しします」と履歴書を突き返されてしまった。ちなみにバイトが商品を買う際の割引は5%と言われた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?