「レジ打ち経験ナシ」で不採用に…スーパーで求められるのは体の切れが良く頭脳明晰な人

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 2時間後、今度は鉄道系のスーパーの面接を受けた。担当者は店長の遠山さん(仮名)。大型オフィスビルの中にあるため、ここの主戦場は午前11時半~午後2時。弁当や総菜を買いに来る。このときレジ係がもたついていると「昼休みは1時間しかないんだ。早くしろ」と怒鳴られる。

■またもや「レジ打ちの経験はありますか?」

 この店でも「レジ打ちの経験はありますか?」と聞かれた。レジができる人は貴重なのだろう。

 スーパー業界は人手が足りているのかと聞いたら、遠山さんは「慢性的に足りません」。最近、採用にあたって譲歩するようになったという。

「以前は髪を赤やレインボーカラーに染めている人は不合格でしたが、採用する方針に変わりました。タトゥーと鼻ピアス? どうでしょうかねぇ……」

 両スーパーとも若くて体のキレが良く、レジができる人材を確保したいという願望がむき出しの面接だった。

(林山翔平)

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