兵庫県職員新規採用「辞退率46%」の異常事態…知事のパワハラ疑惑が原因なのか?昨年は25.5%

公開日: 更新日:

県庁内で深まる対立と分断

 大手紙の県政担当記者は、県職員の労働環境についてこう話す。

「斎藤知事が就任してから、職員の心理的な負担が増大していることは間違いありません。一連のパワハラ問題が起こってから県のイメージは悪化し、職員はネット上などで非難にさらされたり、家族に心配されてしまう人もいます。文書問題をめぐっては、県は公益通報者を保護するどころか、本人のプライバシーまで侵害している。『何かあった時、県は自分を守ってくれないんじゃないか』と、不安を抱えながら働いている職員は少なくありません」

 県庁では、職員の分断が深まっているという。

「斎藤知事に肯定的な職員もいれば、そうでない人もおり、対立している。中には板挟みになってしまい、どこでどう軋轢を生んでしまうかわからずビクビクしている人も。斎藤知事の善しあしは別にしても、職員が一丸となって働けるような状況ではないようです。ましてや、新入職員にとっても、安心して働ける環境ではないでしょう」(前出の県政担当記者)

 騒動が長引けば、県政への影響はますます深刻になりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 自民党今井絵理子議員も最近、パラハラ疑惑が報じられた。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー