ノロウイルスが過去10年で一番の大流行だが…対策・治療の誤解を改める

公開日: 更新日:
トイレにこもるほど吐き気が続くこともよくある(C)iStock

 例年、年末から1月ごろにピークを迎えるノロウイルスが、4月になってもなお猛威を振るっている。栃木県では、仕出し弁当を食べてノロウイルスに感染した72人のうち1人が死亡した。毎年のように流行する、このウイルス。対策や治療をめぐる誤解が悪影響を及ぼしているという。

 栃木県で集団食中毒が発生したとみられるのは今月9日。栃木市の仕出し業者は焼きサバなどを調理した弁当を少なくとも4つの市の事業所に配達。10日午後から下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴える人が相次いだため、店は11日午前に県に連絡したという。

 県保健福祉部の調査によると、弁当は2122人に提供され、140人を調査したところ10代から90代までの72人が発症した。発症した人に共通する食事がこの弁当で、発症者や調理を担当した人からノロウイルスが検出されたため、弁当が原因と断定された。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,728文字/全文3,107文字)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり