体に生えるカビの健康被害…全身に影響する口の中の対策が必要

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 お風呂場や台所などに繁殖するカビ。そのカビ(真菌)の一種が免疫機能が低下した高齢者、糖尿病患者、口腔乾燥症などにとりつき、健康被害の原因となることがある。とくに気をつけたいのが口のカビだ。自由診療歯科医師で「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長に話を聞いた。

 カビである真菌は意外や意外、人が属する動物の次に進化した高等生物だという。細胞レベルでは、人の細胞と同じ核や細胞小器官を持つ真核細胞で、見た目は人にそっくりだ。

「真菌はあらゆるところに生息していて、その種類は多く、わかっているだけで10万種以上、未知のものは150万種以上といわれています。つまり人は真菌に囲まれ生活しており、両者は切っても切れない関係です。それでも人が病気にならないのは、長い時間をかけて多くのカビに対する免疫を獲得してきたからです」

 しかし多くの人は、真菌による健康被害を常に少しずつ受けている。例えば「外耳道真菌症」という耳の病気は、耳の入り口と鼓膜を結びトンネル内に浮遊するカビ=真菌が繁殖することで発症する。「内因性真菌性眼内炎」という目の病気は真菌が目の中に入り込み発症する。

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