「梅毒」の新規感染報告…ワースト2の昨年同期を94件上回る

公開日: 更新日:

 梅毒の昨年1年間の新規感染者報告数は、歴代ワースト2位だった。現在の方式で統計を取り始めて以来、過去最多を記録した2023年の1万4906件に次ぐ1万4663件となっている。果たして今年は歯止めがかかるのか?

 国立健康危機管理研究機構(通称JIHS、国立国際医療研究センターと国立感染症研究所が4月1日統合)は1日、感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データ第12週(3月17~23日)を発表した。

 第12週の梅毒の新規感染報告件数の年初からの累計数は2908件。昨年同期の2814件を94件上回った。

 都道府県別にみると、第12週時点で昨年を上回るペースなのは、25都道府県。増加数が多いのは東京85件、岐阜26件、大阪25件、北海道と福岡の24件。四国は全県で増加している。

 一方昨年を下回ったのは22県で、岡山29件減、茨城20件減などが目立つ。「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」の著者で、性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」新宿院の尾上泰彦院長が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?