話題の"ドバイ案件"元アテンダーが語る"採用1%"「気に入られたら帰国できない」パーティーの実態

公開日: 更新日:

ヤギと性交渉は本当? 行方不明者も…

 パーティーにはどのような人々が参加しているのか?

「ドバイの王族ですね。王族のプライバシーを守るため、パーティーの前はスマホなどの電子機器は没収されます。パーティーに参加した女性は、ひたすら盛り上げることに徹します。とはいえ、女性たちがすることといえば、お酒を飲んで笑顔でコミュニケーションを取るくらい。もしも王族の方に気に入られたら夜の交渉になる可能性はありますが、日本人が声をかけられることはそうそうないですね。色んな国の美女が集まっているわけですから、基本的に日本人は相手にされません」

 SNSでは「ヤギと性交渉させられる」「排泄物を食べさせられる」などといった、おぞましい話をたくさん目にするが……。

「私が行ったわけではないので何とも言えませんが、少なくとも、私が紹介した女性たちからそのような話を聞いたことはありません。でも、最近は一部の日本人女性の間で海外出稼ぎがブームになっています。それに乗っかる悪質エージェントが増えていますし、一口にドバイ案件といってもルートや内容はさまざまなので、現地で危ない目に遭う可能性もあると思います。私が耳にした噂だと、珍しく王族に気に入られた日本人女性が、男性から『帰らないで』と引き留められ、帰国日になっても日本に帰してもらえなかったそうです。それを聞いてさすがに怖くなり、ドバイへの紹介から手を引きました。ちなみにその女性がちゃんと帰国できたかは、知りません」

 日本では、年間3万人前後の女性の行方不明者届が出されている。その多くは発見に至っているが、数年経っても所在が確認できない女性が一定数いるのも事実だ。

 観光目的で渡航し、現地で収益を得ることは立派な犯罪である。さまざまな危険をはらんでいるため、どんなにいい条件でも、違法な海外出稼ぎの話には絶対に乗らないでもらいたい。(取材・文=渡辺ありさ)

  ◇  ◇  ◇

 今時、「人身売買」なんて本当に存在するのかと思ってしまうが、どうやら、存在しているようだ。関連記事【もっと読む】フーゾク嬢をオークション形式で「人身売買」…国内巨大売春スカウト組織の全貌…では、そのタブーに迫っている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」