話題の"ドバイ案件"元アテンダーが語る"採用1%"「気に入られたら帰国できない」パーティーの実態

公開日: 更新日:

日本人ブランドで好まれるのは女優・新垣結衣レベル

 どのくらいのレベルならドバイ案件に合格できるのか。

「日本人ブランドは、黒髪、細身、色白。女優の新垣結衣さんみたいなナチュラル系美人が好まれます。でも、どんな子が受かるかは、パーティーのコンセプトによります。アイドルっぽい子とか、地雷系みたいな子が受かったこともありました。審査は、一次で写真とプロフィールを送り、それが通ったら食事マナー研修を受けて、その後に最終面談。全部で三回くらいの審査を経て、すべて合格したらドバイへ。でも、ドバイに行けたからといって、必ずパーティーに参加させてもらえるわけじゃないんです」

 A子さんは神妙な面持ちで話を続ける。

「現地でも、女性の行動はずっと審査をされています。マナーが悪いと即帰らされますね。一ヶ月くらいホテルに滞在させられるのですが、ホテルにいる間もお給料が発生している状態なので、ホテルのロビーで写真を撮ったりとか、パーティーがない日に遊びに行ったりするとすぐにアウト。そのかわりホテル内には、レストランやショップはもちろん、サロン、ジム、プールなどがあり、必要な時は外出許可を出してくれる場合もあるので、生活に不自由はありません。観光気分で来るのがダメという感じですね」

 その“パーティー”とは、一体どのようなものなのか。A子さんは、まず女の子達のレギュレーションについて教えてくれた。

「国内で審査に受かった女性、40人くらいがドバイへ向かいます。多いときは100人以上いたこともあったそうです。そこから、先ほどお伝えした通り現地でさらにふるいにかけられて、残った女性が5~7くらいのチームに分けられます。そして、12時間ほどのパーティーに交代制で参加します。パーティーに出席するのは週半分くらいで、休みの日はホテルで過ごします」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし