大地震が発生したら…命を守るために最低限何を準備すべき? 被災から3日間を生き延びる防災バックの中身

公開日: 更新日:

まず重要なものは寝具。避難所には寝る場所はあっても寝る道具はありません。空気を入れて膨らませる「エアマット」と、「アルミブランケット」または「圧縮毛布」や「寝袋」を用意できれば環境をよくできます。特に冬場は命を守る道具として重要です。

 さらに、断水に備えた「携帯トイレ」「ウエットティッシュ」などの衛生管理用品や、「LEDランタン」「小型ラジオ」などの生活用品、そして飲料水と食料品が必要です。量の目安は3日分ですが、水や食料は重量があるため、「背負った際に楽に走れる重さ」にとどめることが重要となります。

 外出用のポーチなどには、コンパクトなアルミブランケット、数回分の携帯トイレ、そしてすぐに食べられる備蓄食などを入れておくと役立ちます。備蓄食は好みでよいですが、おすすめは「ようかん」です。耐高温・耐低温・耐衝撃性能に優れ、安価で食べやすく高カロリーと防災備蓄用に向いています。

▽高荷智也(たかに・ともや) 「自分と家族が死なないための防災」をテーマに、地震・水害・パンデミックなどの自然災害から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、堅い防災を分かりやすく伝える活動に従事。防災系Youtuber・Voicyパーソナリティ としても活躍中。

  ◇  ◇  ◇

 避難先の確認も今のうちにしておこう●関連記事【こちらも読む】東京都の人口は1400万人で都内「避難所」収容人数は317万人…いざという時の避難先は?…もあわせて読みたい。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です