大地震が発生したら…命を守るために最低限何を準備すべき? 被災から3日間を生き延びる防災バックの中身
まず重要なものは寝具。避難所には寝る場所はあっても寝る道具はありません。空気を入れて膨らませる「エアマット」と、「アルミブランケット」または「圧縮毛布」や「寝袋」を用意できれば環境をよくできます。特に冬場は命を守る道具として重要です。
さらに、断水に備えた「携帯トイレ」「ウエットティッシュ」などの衛生管理用品や、「LEDランタン」「小型ラジオ」などの生活用品、そして飲料水と食料品が必要です。量の目安は3日分ですが、水や食料は重量があるため、「背負った際に楽に走れる重さ」にとどめることが重要となります。
外出用のポーチなどには、コンパクトなアルミブランケット、数回分の携帯トイレ、そしてすぐに食べられる備蓄食などを入れておくと役立ちます。備蓄食は好みでよいですが、おすすめは「ようかん」です。耐高温・耐低温・耐衝撃性能に優れ、安価で食べやすく高カロリーと防災備蓄用に向いています。
▽高荷智也(たかに・ともや) 「自分と家族が死なないための防災」をテーマに、地震・水害・パンデミックなどの自然災害から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、堅い防災を分かりやすく伝える活動に従事。防災系Youtuber・Voicyパーソナリティ としても活躍中。
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