他人の肩にスマホを置く→注意したら逆ギレ…満員電車の「あり得ない迷惑客」が増殖したワケ
14年度は26.6%だから、この10年で非常識なやからが増殖しているのは間違いなさそうだ。
「そもそも電車は密閉空間で逃げ場がないので、他の場所より迷惑行為に敏感になりやすいことは指摘されています。それにここ数年は、騒がしいインバウンドに対する不満も募っている」(在京鉄道会社関係者)
ま、前出のポストの例は極端なのかもしれないが、電車内、おかしな連中が増えた気はする。
「ドア付近に陣取って乗降の際に動こうとしない“どかないオジサン”や大股開きで座る若者も相変わらず多い。あまりにおかしな乗客が増えたせいか、電車内で化粧ぐらいはスルーされるようになってきています」と、前出の在京鉄道会社関係者は苦笑する。
「社会が不寛容? というより元凶はスマホ」と明大講師の関修氏(心理学)がこう続ける。
「視覚や聴覚をスマホに奪われ、公共空間にいる感覚が薄れ、他者に配慮するという意識が低い。それに慣れてしまっていて、むしろ〈やめてください〉と注意してくる相手は、自分の世界に突然侵入してきた邪魔な存在と捉えるわけです。心理的な防衛反応が働いて、虫が飛んで来たから手で払うような感じで“逆ギレ”する。注意されても謝罪できないのは若者だけじゃなく、大人も同じじゃないですか」
もう電車内はスマホ禁止にするしかない?