漫画家・影木栄貴「婚活はRPG。結婚したいと全世界にアピールするしかありませんでした」

公開日: 更新日:

 漫画家・影木栄貴(52)のエッセー「50婚 影木、おひとり様やめるってよ」(KADOKAWA)が話題だ。自身の婚活経験を中心に、性のこと、お金の問題など赤裸々に語っている。竹下登元総理を祖父に、弟はDAIGO、義理妹は北川景子という華麗なる一族としても有名。にもかかわらず「つみたてNISAは一日でも早く!」と常に現実派の影木を直撃した。

 ──7月11日、胆石性急性胆嚢炎で緊急入院。非常事態こそ結婚していて良かったと思う場面も多かったそう。

「入院手術の手続きや同意書へのサインや、仕事のことなど全て旦那さんがやってくれて。手続きも面会も家族以外不可で、独身のままだったら母に全ての苦労が行っていたと思うので、結婚していて本当に良かった。あと、スマホまわりや母にわからないことを旦那さんに頼めたのも助かりました。彼も忙しいのに、毎日仕事前の午前中にお見舞いに来てくれたのもうれしかったです」

 ──50歳でゴールインし、結婚2年。なぜ今、発売に至ったのか。

「実は結婚直後に発売したかったんです。でも結果的に結婚後のことも加筆できたので良かったかな。私の世代は就職氷河期で子供を産むと会社を辞めなきゃいけない、社会も応援していなかった時代。漫画家の先輩方も休載したら仕事を失うんじゃないかと思ってましたし、家族が全面的にサポートしてくれるような方しか子供を産もうとは考えなかった。結構厳しい時代を生き抜いてきて、女性は“何かをあきらめざるを得なかった”時代で、私は結婚だけは取りに行った感じです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波