お膝元の横須賀は「総理誕生」ムードに沸く? 地元住民が小泉進次郎氏に言いたいホンネを聞いた
「農水産業のことを学んで、地元の窮地をなんとかして」
「進次郎首相誕生」を歓迎できない理由は、他にも三浦半島の地元事情があるようだ。海産物を扱う食品店の男性店主は、こう言う。
「最近、三浦半島では温暖化の影響で魚や海苔が取れなくなり、大きな被害が出ているんです。進次郎さんはせっかく農相のポストにいるんだから、農水産業のことをじっくり学んで、地元の窮地をなんとかして欲しい。総裁選での演説を見ても、まだまだ内容に具体性がなく、能力面での不安が残る。進次郎さんは、いずれ必ず首相になる存在ですから、ここで急ぐ必要はないでしょう」
この日、取材した住民はほぼ全員、「総理はまだ早い」「今じゃない」と口を揃えるのだった。ただ、ある意味でそれは期待の裏返しでもあるのだろう。進次郎総裁が爆誕するか。すべてはあす決まる。
(取材・文=橋本悠太/日刊ゲンダイ)
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進次郎氏と総裁選で一騎打ちと予想されていた高市早苗氏は急ブレーキだ。関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。