自民党総裁選も残り2日…林芳正氏に「議員票」雪崩も?“難民”40人が流れる可能性
「3位だと思っていたが面白くなってきた」──林芳正陣営が勢いづいて沸いているらしい。
自民党総裁選は今月4日の投開票まで残り2日。依然、小泉進次郎農相(44)と高市早苗前経済安保相(64)による決選投票が堅いとみられてはいるが、最終盤に入り、林芳正官房長官(64)を加えた三つ巴と報じるメディアが増えてきているからだ。
進次郎氏はステマ問題と党員削除疑惑(本人は否定)で大揺れのうえ、討論会でも“予定稿”の範囲内でしか答えられず失速。高市氏は「奈良の鹿が外国人観光客に蹴られている」「通訳が間に合わず外国人が不起訴」など根拠不明の言説をまき散らし、ヤバさを露呈。そんな中で、安定感の林氏が浮上してきたというわけだ。
党員・党友票は、1日午前中までのハガキ投函が呼びかけられていたので、事実上終了。日本テレビが1日公表した独自の党員・党友調査では、高市氏がトップで35%、次いで進次郎氏28%、林氏23%だった。小林鷹之元経済安保相(50)は5%、茂木敏充前幹事長(69)は4%と大きく引き離されている。調査は3回目で、高市氏と進次郎氏が2回目からほぼ横ばいなのに対し、林は6ポイントアップだった。
「林さん本人も言っていたが、ネット討論会などで司会者のむちゃぶりにも臨機応変に対応でき、好感度が上がった。高市さんや進次郎さんでは不安という人たちが、林さんへの評価を高めたのでしょう」(林陣営関係者)