クマが西日本各地でも異常出没する深刻事情…とうとう神戸市内でも初確認される

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 環境省鳥獣保護管理室の担当者がこう説明する。

「近畿や中国地方は2年前にも多く出ていて、昨年は東日本で大量に出没しています。兵庫県の場合、捕獲したクマにマイクロチップをつけて個体数を管理しています。チップのないクマを捕獲する割合が多くなると、増えていると推定できます。出てくれば捕獲されるので一時的に頭数は減ります。それでもギリギリのところで封じ込めている状態だと思います」

 兵庫県内のクマの生息数は推定800頭。一方、岩手県は12日、これまで3700頭としていた県内の生息数を約5200頭と大幅に上方修正。秋田県は昨年度、全国最多の2690頭を駆除している。

「そもそも西日本と東北地方では地域個体群の大きさや森林の質、深さも違います。それでも全国の市街地で同じように出没しているのは、人間がいるところには食べ物があると学習したのではないか、とみています。昨年、人里に出てきて捕獲されなかった個体がたくさんいます。それでおいしいものがあることを知り、味を占めた。オスは繁殖期となる6~7月、メスを探して動き回ります。若いオスは怖いもの知らずで好奇心も旺盛ですから、人間の生活圏に現れることがあります」(前出の担当者)

 増えすぎたクマを適正な頭数に戻すには、出没した個体を捕獲するだけでは到底追いつかない。

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