ようやくクマ1頭捕獲の宇都宮では24時間交代で動向監視…自治体職員にのしかかる心身の負担は冬眠まで続く

公開日: 更新日:

 現場はまるで災害発生時のような物々しさだった。

 栃木県宇都宮市で最初にクマの目撃情報があってから3日が経ち、ようやく1頭の雄クマが捕獲された。

 9日午前5時半ごろ、前夜以降、行方が分からなくなっていたクマが、宇都宮大学のキャンパスで目撃された。消防がドローンを使ってクマを捜索。クマは住宅街に現れ、川をスイスイ泳ぎ、フェンスをよじ登り、午後1時半ごろ、民家の敷地内に侵入したため、動物園職員が麻酔銃を発射し、3発目が命中した。クマは体長1メートル、体重100キロ超。現場はJR宇都宮駅から南へ約2.5キロの地点で、作戦開始から捕獲まで2時間かかった。

 北関東最大の都市ということもあり、現場には連日、多くのメディアや野次馬が押し寄せた。上空を栃木県警と民放テレビ局のヘリコプターが旋回し、付近にはパトカーが集結して道路を封鎖。防弾チョッキを着用した警察官とライフル銃を手にした地元猟友会のハンターが住宅を取り囲んで警戒にあたった。周辺にいる人たちに外に出るのを控え、現場に近寄らないよう注意喚起を促すアナウンスが流れ、近くのスーパーやドラッグストアではクマの侵入を防ぐため、自動ドアが手動に切り替えられた。

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