暴落確率80%…市場が緊迫する“5・23ショック”の再来
悪夢再来は十分にあり得る――。兜町が緊迫している。昨年の5月23日、日経平均は1100円以上も暴落し、その後、株価はズルズルと下落。6月には1万2500円を割った。
「“5・23ショック”はテロや地震が起きたわけでもないのに、売りが売りを呼び、またたく間に暴落した。いまでも理由がハッキリしていないから怖いのです。今年も暴落しかねないと身構える証券マンは大勢います」(市場関係者)
このところ日経平均(終値)の動きは軟調だ。4月24日以降、1万4000~1万4500円とわずか500円幅での推移。それだけに不気味だ。暴落前の静けさという見方もできる。
「日銀が21日の決定会合で金融緩和を見送ったことによって、海外ファンドが一斉に売りを仕掛けてくるかもしれません。金融緩和による株価上昇を当面気にする必要がなくなったからです」(投資顧問会社エフピーネットの松島修代表)