中西文行
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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

地銀の7割が業績悪化…令和相場で銀行株が見捨てられる日

公開日: 更新日:

 東証などに上場している地方銀行78社の2019年3月期決算は、全体の7割、54社が減益か赤字だった。

 経済統計では、戦後最長の景気拡大局面、好景気継続といわれるが、庶民の生活感覚と同様に地銀の経営感覚も、戦後最長の好景気という実感はないだろう。

 スルガ銀行に見られたように地銀の融資先は、メガバンクの地方進出で細り、加えて日銀のゼロ金利政策により、債券運用ポートフォリオの中核、長期国債の利回り低下で金利収入は激減した。高利回りの外債などは為替リスクやカントリーリスクがあり、メガバンクや大手生保のようには運用できない。地銀の経営環境は厳しい。

 80年代のバブル景気では、地価の値上がりと同期して、銀行、その傘下の住専などの不動産向け融資が異常に伸びた。日銀はバブル根絶のため、政策金利を引き上げ、不動産融資に対する総量規制で対処。地価は88年をピークに下落し、銀行は多額の不良債権を抱えて業績が悪化した。

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