小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

消費増税延期への配慮か 安倍首相に忖度した日銀黒田総裁

公開日: 更新日:

 日銀の黒田総裁が巷間、消費増税の延期を模索しているのではないかと噂される安倍首相に、同氏一流の「忖度」を見せた。

 日銀は4月25日の金融政策決定会合で指針(フォワードガイダンス)を修正したが、この中で、それまで記載されていた消費増税に関するくだりから「19年10月に予定されている」との文面を削除したのだ。日銀は「増税は当然の前提なので削除した」と説明するが、「日銀文学ともいわれるほど一言一句に神経質な日銀が、これほど大事な文面を削除するにはそれなりの意味がある」(市場関係者)とみられている。ズバリ、政権内部で浮上している消費増税延期への配慮というわけだ。 

 4月19日、安倍首相に近いとされる自民党萩生田光一幹事長代行がインターネット番組で「6月の日銀短観をよく見ないといけない。(消費増税を)やめるとなるとなれば、信を問うことになる」と発言した。いわゆる「観測気球」であろうが、萩生田氏は「(10%への消費増税は)決まっているから、なりふりかまわずゴールテープを切るという姿勢はよくない。どんな小さな数字の変化も政府は謙虚に受け止めるべきだ」と語っている。

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