日銀もカサ上げ 消費税アップを物価に反映させる“禁じ手”

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「偽装バズーカ」が炸裂だ――。「毎月勤労統計」の賃金、GDP、「貯蓄ゼロ世帯」など、数値をよく見せる“かさ上げ”が相次いでいる。よりによって、このタイミングで、「2%物価目標」の未達に苦しむ日銀が、物価見通しのかさ上げを進めている。これまでの方針を百八十度転換し、10月の消費税アップを物価に加える“禁じ手”である。

 2013年3月に就任した日銀の黒田総裁は、2年で2%の物価目標実現を打ち出した。ところが、一度も達成せず、達成時期は6回も先送りされた。揚げ句、昨年4月の金融政策決定会合で「2019年ごろ」としていた達成時期を削除した。

 今年1月の金融政策決定会合でも、20年度の消費者物価(除く生鮮食品)見通しを、前回のプラス1.5%からプラス1.4%へと下方修正。この先、トランプ大統領の円高圧力による輸入品価格の下落、携帯電話の値下げ、教育無償化などの下げ要因が目白押しで、物価目標はいっそう遠のいている。

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