評価操作で敗訴「食べログ」離れに追い打ちをかける「グーグルマップ」の脅威
大手グルメサイト「食べログ」の評価操作問題で、約3840万円の賠償を命じられた運営会社「カカクコム」。16日、判決が伝わると、カカクコムの株価は急落し年初来安値を更新した。
2019年5月、焼き肉チェーン「韓流村」(東京・港区)が運営する21店舗の評価(5点満点中)が下落し、食べログ経由の来店が月に5000人ほど、売り上げは約2500万円減少。そのため、韓流村はカカクコムに対して、約6億4000万円の損害賠償を請求していた。
「韓流村のようなチェーン店に不利な評価になるようにアルゴリズムが変更されていたことがわかりましたが、そもそも食べログは影響力のないレビュアーの評価がそのまま反映されなかったり、評価の計算方法などがブラックボックスになっていました。そのため、飲食店のヘビーユーザーほど食べログへの信頼を失っている印象がありました」(ITジャーナリスト)
■過去にはステマ問題も
今から10年ほど前にも、食べログ不信に陥る出来事があった。