無名の自民党参院議員だった広瀬めぐみを“主役”に押し上げた性欲と金銭欲

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 食事の後、2人は慣れた様子で歌舞伎町のラブホに入って行った。相手の男は有名なサックス奏者。翌朝、“色ボケオバちゃん”は大胆な行動に出る。ラブホから堂々と予算委員会に“直行”したというのである。

 報道後、広瀬は「深く反省しております。信頼回復に努めてまいります」と謝罪したが、議員辞職はしなかった。次に新潮(3月28日号)が報じたのが秘書の給与詐取疑惑であった。

 新潮によれば、「2022年7月の参院選に当選した後、岩手県遠野市で不動産業を営むA氏が広瀬事務所に採用されている。当初は公設第二秘書だったA氏が公設第一秘書に採用されたのは22年11月。その直後に空席となった第二秘書に採用されたのがA氏の妻だった」という。しかし、この第二秘書には勤務実態がないだけではなく、国費から支払われる給与は広瀬に上納させていたというのである。

 広瀬は新潮に対して、幽霊秘書ではないと否定したが、その弁明を覆す、政策秘書がAにかけた通話記録や、広瀬が政策秘書とやりとりしているLINEのスクリーンショットを新潮は入手していた。そこで広瀬は、「やっぱり違法なことだから、もうやらない」と、違法性をはっきり認識しているのである。

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