地方に「反・秘密保護法」のうねり 嘉田滋賀県知事も激怒!

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 特定秘密保護法成立に向かって突き進む安倍政権。ジャーナリスト、作家、ノーベル賞学者も反対を表明しているが、中でも怒り心頭なのが地方だ。安倍政権は衆院の採決直前、わざわざ福島で公聴会をやった。陳述人全員が反対を表明したのに、切り捨てるかのように強行採決をした。福島をアリバイづくりに利用したのである。これに滋賀県の嘉田由紀子知事が噛み付いた。

「安倍政権はあまりにも手続きが乱暴です。そもそも、なぜ、福島1カ所で公聴会をやるのですか。原発情報が秘密にされる恐れは大飯原発を抱える関西地区も同じです。もっと地方公聴会を開くべきです」

 こう言う嘉田知事が秘密保護法の問題点として、例に挙げたのは前福島県知事、佐藤栄佐久氏のことだ。

「今の時代、情報公開の方向です。なぜ、秘密を増やす方向に行くのか。寺島実郎さんがTVで言っていましたが、『日本の省庁は省益で動いている』と。原子力村しかり、ダム村しかりです。自分たちの省益の中で動いている官僚を、どうにかチェックできるのは、やはり情報公開制度があるからです。それなのに(特定秘密保護法案で)30年とか60年公開しなくていいことになったら、どうなるのか。佐藤栄佐久さんは、知事になったときに原発推進派だったんです。でも、知事を4期、5期やる中で、役所が原発情報を出さない、トラブル情報を出さないので、『おかしい』となって、2003年の時にプルサーマルに反対したわけです。そうしたら2006年に、冤罪のような形で知事を失脚させられるわけじゃないですか。その佐藤栄佐久さんが秘密保護法は『戦時秘密体制国家に戻るみたいだ』と言われる。佐藤さんのお気持ちはすごくよく分かります」

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