人事情報ダダ漏れ 安倍官邸が“改造ネタ”を垂れ流した理由

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 今度の内閣改造は極めて異例の過程をたどった。なにしろ、最初に読売新聞が改造を報じたのは、今年2月の1面デカデカ記事なのだ。何月のことかと思ったら、夏だという。その後は党内がおとなしくなった。改造をやることが報じられ、大臣待望組や、そうした議員を抱える派閥のボスが沈黙に転じたためである。

 露骨な情報リークだったが、おかげで集団的自衛権行使容認の閣議決定にも党内は沈黙した。

 その後は人事情報一色だ。安倍・石破会談で安倍首相が石破幹事長に安保担当相を打診したという情報を皮切りに、石破氏の“更迭”が既成事実化し、あとは閣僚人事が新聞を連日賑わすことになった。すべては安倍官邸の「情報戦略」の結果である。

■求心力維持

「実際、人事情報が流れれば流れるほど、安倍首相の求心力は増しました。もちろん、首相自らが記者に漏らすことはなかったようですが、少なくとも安倍首相は官房副長官や内閣補佐官クラスが記者に情報を流している節があるのを知っていても止めなかった。名前が出れば、安倍批判を控えるし、名前が出なければ、不安になってすり寄っていく。極めて巧みな情報戦だったといえます」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

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