ノーベル賞便乗の安倍首相 研究者の意欲削ぐ「特許改革」画策

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 久々の「明るいニュース」に日本中が沸いた。実用的な青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇名城大教授(85)と天野浩名古屋大教授(54)、中村修二米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)の3人のノーベル物理学賞受賞である。例によって、メディアは「日本の誇り」とお祭り騒ぎ。安倍首相もさっそく、赤崎教授に電話して、「日本人みんなが誇りに思い、喜んでいる」とパフォーマンスを見せた。

 下村文科相も省内で取材に応じ、「日本らしい、環境を考えた発明を世界が評価した。日本人として誇らしい」「一気に3人というのは想定外。本当に素晴らしい」と興奮気味に話していたが、ジャーナリストの山田順氏は「日本人3人が受賞と騒いでいるのは、日本国内だけですよ」と、こう言う。

「ノーベル賞のサイトでは、米国籍の中村教授は“American citizen”と紹介されています。W杯やオリンピックもそうですが、日本人は内容よりも、血のつながりによって功績を称える傾向がある。こういう発想は、ともするとナショナリズムに結びつきやすい。相変わらずのムラ社会だと感じます」

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