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文民統制も撤廃 安倍首相が目論む「積極的平和主義」の暴走

<「歴戦の臆病者」の世代は、いずれはこの世を去っていく。そして問題はその後の「戦争を“劇画的にしか知らない勇者”の暴走」にあり>――評論家・山本七平氏の39年前の著書「一下級将校の見た帝国陸軍」の一節だ。

 先の大戦時、山本氏は砲兵隊の見習士官としてフィリピン・ルソン島に赴任。その体験記で、歴戦の臆病者=戦争の本質を知る人々が逝った後、戦争を知りもせず勇ましく振る舞うであろう世代の暴走を厳しくいさめた。そんな先人の警告も、安倍首相には馬耳東風なのだろう。

 安倍政権は6日、防衛省内で「背広組」(文官)が「制服組」(自衛官)より優位だとしてきた「防衛省設置法」の改正案を閣議決定した。

 文民である防衛相が自衛隊を統制するのが「文民統制」(シビリアンコントロール)で、防衛相を政策の専門家の背広組が支えるのが「文官統制」だ。先の大戦を招いた「軍部の暴走」への反省の象徴だった文官統制を、安倍は改正案で「見直す」という。

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