撮影ヘリは救助の邪魔…決壊映像で視聴率稼ぎに走ったTV局

公開日: 更新日:

 10日、視聴者をくぎ付けにした茨城・鬼怒川の堤防が決壊した記録的豪雨報道。

 各局とも、瓦屋根の上で犬を抱いて救出を待つ老夫婦と、家の中から手を振る家族、そして電柱につかまって救助を待つ男性を映し出し続けた。そして自衛隊のヘリが住民を見つけ、無事に救助できるかに集中、「自衛隊のヘリが今、来ました」などと救助活動の実況中継を行った。

 しかし、多くの視聴者はそれよりもどんな被害状況、救助活動態勢になっているかを具体的に知りたかったはずだ。

「各局とも濁流にのみ込まれそうな住民を映し出すことで、視聴率アップを狙っていたとしか思えない報道でした。危険なシーンを映して煽るだけ煽ったのです。東日本大震災の時は横並び報道が後に批判され、国や各自治体の災害対策に関して報道する必要性が叫ばれましたが、その教訓がまったく生かされていなかった。それと、今回は撮影のためにヘリコプターをガンガン飛ばし、風圧が濁流を揺らしていましたが、阪神大震災のときにヘリを飛ばすと音や風が救助活動の邪魔になると指摘されていた。できればドローンを飛ばすべきで、何の工夫もなかった」(放送関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    飯野矢住代誕生秘話<12>同棲から妊娠…ジャニーズ事務所は解雇、ホステス業は産休に

    飯野矢住代誕生秘話<12>同棲から妊娠…ジャニーズ事務所は解雇、ホステス業は産休に

  2. 2
    鈴木杏樹「4000円ラブホ不倫」から1年半… 五十路のセクシー路線で本格再始動

    鈴木杏樹「4000円ラブホ不倫」から1年半… 五十路のセクシー路線で本格再始動

  3. 3
    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  4. 4
    ブレークスルー感染で死亡…米国女性の遺族が「ワクチン拒否の人々のせい」と批判

    ブレークスルー感染で死亡…米国女性の遺族が「ワクチン拒否の人々のせい」と批判

  5. 5
    コロナ“隠れ陽性者”は東京都発表の3倍超!モニタリング検査抑制の罪とリバウンドの火種【独自試算】

    コロナ“隠れ陽性者”は東京都発表の3倍超!モニタリング検査抑制の罪とリバウンドの火種【独自試算】

もっと見る

  1. 6
    巨人・丸の深刻不振はコロナ後遺症か…フィジカルトレーナーが指摘する「感覚受容器への影響」とは

    巨人・丸の深刻不振はコロナ後遺症か…フィジカルトレーナーが指摘する「感覚受容器への影響」とは

  2. 7
    再始動の槙原敬之は2度目逮捕時の“激太り&無精ひげ”からサッパリ 「クスリ断ち回復の証し」と元マトリ

    再始動の槙原敬之は2度目逮捕時の“激太り&無精ひげ”からサッパリ 「クスリ断ち回復の証し」と元マトリ

  3. 8
    阪神のプロアマ規定違反チョンボに他球団ニンマリ 天理・達孝太をドラフト指名する球団はどこ?

    阪神のプロアマ規定違反チョンボに他球団ニンマリ 天理・達孝太をドラフト指名する球団はどこ?

  4. 9
    オリラジ中田が消えたワケ…妥当すぎる正論コメントがアダ

    オリラジ中田が消えたワケ…妥当すぎる正論コメントがアダ

  5. 10
    屈指の“立ちんぼ”エリア大久保で週3回も…27歳女性教師の売春2度逮捕に都教育委「前代未聞」と仰天

    屈指の“立ちんぼ”エリア大久保で週3回も…27歳女性教師の売春2度逮捕に都教育委「前代未聞」と仰天