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結果を待たず 甘利大臣「TPP大筋合意」フライング会見の悪辣

「大筋合意の会見を開く準備ができた」――。甘利担当相が、そう表明したのは米国時間4日正午(日本時間5日午前1時すぎ)のこと。大新聞の最終締め切りに間に合わせるような時間帯で、甘利大臣の狙い通り、5日の全国紙の1面には「TPP大筋合意へ」の大見出しが並んだ。

 ところが、最後の閣僚会合後、当初は4日午後6時(日本時間5日午前7時)に開く予定だった参加12カ国の共同会見は大幅に遅れた。結局、詰めの交渉に時間がかかり、甘利大臣の会見から10時間半後に閣僚会合の開催は再び5日朝(日本時間5日夜)に延長することが判明。本当に「大筋合意」に至っているのかさえ、ハッキリしない。これでは甘利大臣の会見は完全にフライングで、大新聞の1面ジャックを狙って、現地の記者団をはめたようにも見えるのだ。

 5日の東京株式市場はTPPの大筋合意報道などを好感し、日経平均は大幅に続伸。終値で1万8000円台を回復して約2週間ぶりの高値をつけた。上げ幅は300円に迫る場面もあったが、それもこれも甘利大臣のフライング会見の“成果”である。

 菅官房長官も5日午前の定例会見で、TPP交渉について「結果を予断すべきではない」「大筋合意を期待したい」と語るなど、明らかにトーンダウン。

 甘利大臣のフライング会見をうのみにした大マスコミも「赤っ恥」どころでは済まないだろう。

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