傾斜マンション問題 「元請け」「1次下請け」に責任はないのか

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 横浜市のマンション傾斜問題が明らかになって1週間。杭打ち工事を担当した「2次下請け」の旭化成建材と、その親会社の旭化成が矢面に立ち、データを偽装したキャリア15年の契約社員1人に「罪」を押し付ける報道も目立つ。

 しかし、問題の核心は改ざんを見逃した組織のズサンさと、担当者に不正をはたらかせるような状況が、いかにしてつくられたのかだ。本当のワルは誰なのか。

 固い地盤(支持層)に届かなかった深度不足の8本の杭は、いずれも基礎工事の工期末直前の約10日間に打たれた。元請けの三井住友建設は05年12月~06年2月にかけて全473本の杭を打ち終えるよう下請けに指示。実際に杭を打ち込む場所や、一本一本の長さや太さを設計したのも三井住友建設だ。8本の杭は設計段階で、すでに2メートル程度短かったとの報道もある。


 工期は正月を挟み、年末年始の10日~2週間は作業を中断せざるを得ず、休日も考慮すれば、工期は実質60日間といったところだったろう。

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